走行中のエンジン不調ですね。
普通に走る分には特に違和感もなく問題ありません。
停車中、エンジンをから吹かししても不調は感じられません。
アイドリングも同様ですね。
しかしながら、走行中アクセルを急激に踏み込むと、グググ...グといった感じでエンジンが吹き上がりません。
更にこの時、エンジンチェックランプが激しく点滅を繰り返します。
アクセルを緩め、暫くするとチェックランプは何事も無かったが如く消えてしまいます。
症状はこんな具合ですね。
素直に考えれば、典型的な点火不良ですが、腑に落ちないことも多々有ります。
それは....。
点火不良なら何故に、全てのバリエーションで症状が発現しないのか?....と言ったことです。
....気になるところですね。
とても気になるところではありますが、それはひとまずおいといて、診断を進めます。
まず、テスターにてフォルト確認。
すると、No.1シリンダーミスファイアのフォルトが入ってますね。
点火不良が原因でしょうか?
次にテスター実測データにて、リアルタイムの各シリンダーミスファイア検知を確認。
しかし、どのシリンダーもミスファイア検知しません。
これは、当然と言えば当然の結果ですね。
走行中かつアクセルを急激に踏み込まなければ症状が発現しないわけですから。
上記の状況で、実測データを確認すれば良いのでしょうが、ある程度の危険が伴います。
それならばと、各シリンダーのミスファイア検知回数の累計を、実測データにて確認。
すると、他のシリンダーと比べ、No.1シリンダーのミスファイア検知回数が群を抜いてる状態です。
そうなると、やはり点火不良が原因でしょうか?
いまいち、納得出来ませんね。
納得出来ませんが....。
ここは様子見といった具合で、スパークプラグのみ交換してみることに。
勿論、No.1シリンダーとNo.4シリンダーコイルの入れ替えを忘れずに...。
その結果、症状としては全く変化しません。
ですが....❗
フォルト表示が、No.1シリンダーからNo.4シリンダーミスファイアへと変化。
と言うことは即ち、イグニッションコイル不良となりますね。
No.1シリンダーの....。(今はNo.4)
本当に点火不良ですか。
そうなんでしょうね....きっと。
いまだ納得いきませんが、イグニッションコイルを四の五の言わずに交換(十分言ってますね)
交換後、いざ走行テストへ....。
そして、帰還。
絶好調....。
嘘のように、症状が改善されすこぶる快調ですね。
....ということで、今回の不具合、エンジン不調は点火不良が原因でした。