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Channel: 整備士さんの手帳
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MB W211 E240 エンジン始動不良。

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運転席に乗り込み、エンジンキーを差し込みいざエンジンスタート。

しかしながら、セルの回転音だけが儚くも響き渡るばかりで、一向にエンジンが始動しません。

セルの回転音だけが虚しく、寂しげに・・・・。

そんな状況ですね。

早速、いつもの手順に従い手際よくテスターを装着し、エンジン回転数検出の有無を確認。

ここで、テスターにてエンジン回転数が確認出来れば、エンジンスピードセンサ(クランク角センサ)は正常に働いていると判断出来ます。

そして、燃圧の確認。

更に、燃料ポンプへの電源確認と診断を進めて行くわけですね。

ところが、テスターの実測データによると、エンジン回転数が検出されていない模様ですね・・・・今回は。

それは即ち、エンジンスピードセンサの故障を意味しています。

本当?

というのも、W211でエンジン始動不良ときたら。

圧倒的に、燃料ポンプ故障と相場が決まってる・・・・と、言っても過言ではありません。

経験上。

テスターを疑うわけではありませんが、いまいち信用できません。

なので自分自身納得する為にも、もう少し深く診断を進めてみることに。

ところで、エンジン始動時、エンジンECUはエンジンスピードセンサからの情報(回転数)をインプット。

その情報が確かなら、エンジンECUはエンジン始動しても良いですよぉ~と、優しく許可。

優しく許可されると、燃料ポンプが一生懸命働く。

やがて燃圧が上昇し、めでたくエンジン始動・・・・そんな流れです。

この、優しく許可されてるか否か。

仮に許可されていれば、スピードセンサは正常。

否、許可されていなければ・・・・。

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その判断は、燃料ポンプの電源を確認すれば一目瞭然。

電源来れば、優しく許可。

来なければ・・・・優しさが足りない。

イメージ 2

結果、優しさが物凄く足りない。

以上の事から、エンジンスピードセンサ不良と判断。

イメージ 4

無論、これ以上無いほどの優しさを持って懇切丁寧にセンサーを交換するも、帰って来た答えは・・・・。

それは、優しさとはほど遠い。

優しさとは無縁の。

そんな悲しげで歯がゆい答えが返ってきたことは、もはや、みなまで言うまでも。

・・・・・。






























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