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Channel: 整備士さんの手帳
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ジャガー Xタイプ エンジン冷却水漏れ。

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イメージ 1

完全にファンコントロール機能を失い、エンジン冷却系統に異常発生。

やがて、オーバーヒートへと至る。

そして。

もはや逃げ場のない、高温になったエンジン冷却水が行き場を失い暴れ狂います。

冷却系統の最弱部分を探し求め、彷徨いながら。

そうして、最弱箇所を探し当てた彷徨う冷却水の集中砲火により。

やがて爆発。

ウォーターパイプを粉砕。

その結果、一気に冷却水が噴き出します。

そればかりか、さらにサブタンクをも破壊。

針で穴を開けたかのような、その僅かなクラックから噴き出すそれはまるで霧雨の様な。

赤い霧雨。

何だか幻想的。

そんな光景だったのではないかと。

そう思えてなりません。

・・・・。

と言うのも、入庫当初はオーバーヒートの正確な情報もなく、ただの冷却水漏れかと勝手に思い込んでウォーターパイプを交換。

きっと、経年劣化が原因だろうなぁ~と、そんな確信にも近い感情を密かに抱きながら。

イメージ 2

そうしてウォーターパイプを迅速に交換し、鮮やかな赤色の冷却水を慎重に注入。

無論。

意気揚々に、これにて一件落着!と叫びながら(心の中で)

すると。

何やら、サブタンクから吹き上がる赤い液体。

まるで霧雨の様な。

赤い霧雨。

何だか幻想的。

そんな光景。

・・・・。

そんな光景を実際に目の当たりにし、ようやくサブタンクに僅かながらにクラックが入っていることを知る。

イメージ 4

無論、交換。

それほど劣化してないのに一体どうして?と疑問に感じつつも。

今度こそ、これで終わりだ!と叫びながら(声に出して)

そして交換後。

はて?

オーバーヒートするぞ!

と、そんな顛末。

その先はもはや。

言うまでもありませんね。

・・・・。

そうして。

その様な段階を踏んでようやく真実へと到達したわけです。

無論。

ファンモーターが機能していないことを。

最終的に知る。

イメージ 3

悲しいほどに。
















































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