都心でも積雪の可能性がある、そんな予報。
身震いするように寒かった遠い過去、寒空の日。
その日は、リフトアップしたロードスターのタイヤを交換したり、ベルトの状態をチェックしたりと点検整備に勤しんでいました。
そうして、軽やかな身のこなしにてオイル&フィルターを交換後、エンジンを始動。
やがてエンジンOFF、エンジンオイルを適正量に合わせます。
・・・・良好ですね。
残るはバッテリー、オルターネーター充電量のチェックを残すのみ。
次は、あの車の部品が来てたから終わらせよう。
それとも、故障診断でもしようかな。
はたまた、ここは一旦お茶休憩を挟むべきでは。
と、そんなことに思いを巡らせながら、まずはセミファイナルのバッテリー状態をチェック。
・・・・良好ですね。
さぁ、最終局面。
オルターネータ充電量のチェックでグランドフィナーレとなります。
こんな寒い日は鍋でもつつきたいなぁ~と、思いながらエンジンキーを豪快に捻り、景気よくエンジン始動!・・・・とはいかない。
どうやら、カチッと言ったきりそのまま深い眠りについてしまったようですね、スターター。
ただ、それを受け止めるのにかなりの時間を要したことは言うまでもありません。
さっきまで元気よく働いていたのに何ゆえ?何かの間違えでは?これは現実か?・・・・と。
蘇ってくれぇ~と、気持ちの上では優しく、実際は容赦なくスターターを叩くも何ら反応なし。
突然のエンジン始動不良に戸惑うばかりの遠い過去。
積雪の予報に反し、それほど降らなかった寒空の日。
震えながら眠った・・・・あの日。